こんにちは。
面倒くさがりの主婦です。
日々、苦手な家事に奮闘しながら生活しています。
よく男性は夢見がち、
女性は現実を見がちと言いますが、
みなさんはいかがでしょうか?
パートナーが夢見がちな方の場合、あなたは心から応援できますか?
昔々、まだ私が22歳頃の話です。
看護師もいろんな方がいます。
どんな夢を抱いてそれぞれがこの職種を選択してきたのか分かりませんが、中には生活のために選んだ方も結構な割合でいらっしゃいます。
あくまで個人的な考えですが、「それまでの生活から抜け出したい」と考えた時、いつでも働ける強さを持つ「資格」を選ぶのはそれほど難しい選択肢ではないと私は思っています。
そんな私もその1人。
不安定な生活から抜け出したかった。
安定した収入を得て、家族を楽にさせたかった。
母が憧れていた職業だから母を喜ばせたかった。
そんな風に考え、選択した職種でした。
こういう風に自分の仕事を選んでいるわけですから自然と考え方も「現実的」になるわけです。
ある時、職場の先輩に「紹介したい人がいるから」と飲み会に誘われました。
正直に言うと、私はその頃付き合っていた彼氏と一緒に生活していました。
しかし結構上の先輩からの「どうしても」の頼みなので断れずに参加。
もちろん彼氏がいると伝えていました。
それでも一度で良いから話を聞いてあげて欲しいとのことでした。
飲み会当日、そこに現れたのはなんと同じ職場の夜間救急外来時の受付の男性。
救急室(大した救急ではありません)で働いていた私は夜勤中に何度もその方と関わっていました。
もちろん業務内の事です。
夜間の受付の方は3人。皆男性でアルバイト。
そのうちの1人。髪が長いロン毛の人でした。
確かに顔はイケメンです。
何かのバンドをしてたとしたらきっとおモテになったことでしょう。
いえ、実際普段からモテてるのかもしれません。
その方と先輩は確かあの時30歳。
同い年ということもあり仲が良いようで、色んなことを話されていました。
お酒が進むにつれてだんだんと突っ込んだ話に進んでいきます。
先輩はその方に言いました。
「いつまでアルバイトやってんの?就職しないの?」と。
その方は
「今は色々と経験している時期だ。
自分には可能性があるはず。就職が全てだとは思えない。」
と答えます。
確かにそうかもしれません。
じゃぁ、一体何をやりたいのか?と聞かれたその方には特に目標や夢はないようでした。
無いけれど、それを見つけるために色々と経験を積んでいるとのこと。
その上で、どうしても、と私に交際を申し込んでこられたのです。
40代になった今ではなんとなく分かります。
「確かに経験は必要。
長い人生の中で5年10年、自分の経験を積むためだけに時間を使っても悪くはない。
そのうち経験が生きる時が来るだろうし、何よりも人生に厚みが出るだろう。」と。
ただあの頃の私にはどうしても頼りなく見えて仕方がなかったのです。
なんていうか、自分に言い訳しているようにしか見えない。
そんな風に映ったんですよね。
そうなると、ちっとも魅力を感じない( ´ ▽ ` )
私はいつか自分の家族が欲しいと思っていて、そしてそれまでの不安定な家庭から抜け出したくて選んできた道を歩んでいました。
せっかくのご好意でしたし、先輩には大変申し訳なかったのですが
「不安定な人はちょっと難しい」と言うことでお断りしました。
心が狭いやつ、と思われたかなと不安でしたが
そんな私に先輩は言いました。
「だよね〜( ´ ▽ ` )」
飲み会の帰り道、同棲中の彼氏が駅まで迎えにきてくれました。
彼には今日の飲み会の目的や男性がいたことは全く伝えていませんでした。
けれども彼はすぐに見抜きました。
私が嘘を付けない性格で顔に出ていたのかもしれません(笑)
事情が事情なので特に怒られはしませんでしたが一瞬でバレましたね😅
その後、一度かなりの長文メールが送られてきました。
先輩から私のメルアドを教えてもらったと言うあの方からのメールです。
内容は「どうにか一度で良いから試しに話を聞いてほしい。彼氏がいるのは承知だが、その上で判断してほしい。」とのことでした。
ベッドに寝転び、隣で仕事の勉強をしている彼の気配を感じながらメールを読みました。
そして改めて彼を見る。
「やっぱり私はこの人がいい」
その方にはそのままメールで丁重にお断りをいたしました。
その時の彼は今の夫です。
今でも思うことは、
お金に関する考え方、価値観、生活観、現実を見る感覚、そういうような事が全て私と似ている。
似ているからこそ一緒にいて安心感がある。
時々不安はあるけれど、夫が「大丈夫」と言えばそれはもう大丈夫になるってこと。
夢を抱き、人生経験を積むことの大切さや勇気はとても素晴らしい。
私には到底真似できないことです。
好奇心の強い私は冒険し、挑戦できる人が心から羨ましいとさえ思います。
けれども私は私。
現実味のない夢は応援できない。
それが心の狭さだとしても、私は現実を見て、安定した安心できる家庭を作りたかった。
ある意味これは私の夢です。
そういう意味では現実離れしていたものかもしれません。
「夢」ですから。
夢を叶えるために夫を選んだわけでは全くもってありませんが、
結果的に今その夢は叶っています。
「安心できる家庭」という私の夢は1人では叶えられないものでした。
夫の夢を改めて聞いた事はありませんが、夫がいるからこそ叶えられた夢だし、
夫も少しだけでも良いから私で良かったと思ってくれると良いんだけど、、
mendokusainoyada.hatenablog.com
こんな生活してたらそれは期待できないかもしれない(笑)
価値観は人それぞれ。
現実を見る男性もいれば、
夢を抱く女性もいます。
性別関係なく、
夢を見続けるのも、
それを応援するのも、
支えていくのも、
現実を見てコツコツ生きるのも
全てその人の人生。
何が良いとか悪いとかではありません(^-^)
私は若い頃から一貫して「現実を見る派」だったってこと。
自分の選択に後悔はしていません。
そんな話でした( ̄∀ ̄)
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