こんにちは。
面倒くさがりの主婦です。
日々、苦手な家事に奮闘しながら生活しています。
母の日でしたね。
我が家の息子たちからは特に何もありませんでした(笑)
例年は夫が子供たちを引き連れ、買い物に出かけたついでにお花や大好きなチョコレートを買ってきてくれたりしていたんですが、今年は何もありませんでした。
その代わり、夫が私にチョコレートを買っておいてくれました。
大好きなんです、チョコレート。
「死ぬ前に何が食べたい?」
って言われたらチョコレート。
(この前ウニって言ってたじゃん!!って気付いたあなたは私の事大好き過ぎ😘笑)
昼間に家のチャイムが鳴ったんです。
うちは大抵インターホンで応答して玄関前に置いておいて貰うので、長男に「荷物取ってきて」って頼んだんです。
あっさり断られたので、「じゃあこれが母の日って事でいいから取ってきて」って頼んだんです。
結果、
あっさり断られましたw
まったくƪ(˘⌣˘)ʃ
母の日なんか別に何にもしてくれなくていいから、テスト勉強してくれよっていうのが本音(笑)
まぁ、けれどこういうことは言わない方がいいです。実際はね😅
特に何かプレゼントしてくれた時にいうのは絶対ダメ。
夫に言われて買っただけだろうがなんだろうが、
子供の気持ちは一旦きちんと受け取りたい。
ま、今年は何にもなかったんだけれど(2回目w)
それはそうと、
母の日になると毎年思い出すことがあるんです。
私の母は私と兄が幼い頃から変でした。
変っていうのは大人になって気付いたんですけどね。
子供の頃、よくある肩たたき券とかお手伝い券とか、色画用紙の小さな冊子を買って一枚一枚手書きで書いてあげてたんです。
母の日には母と祖母の2人にあげました。
(母子家庭で母方の祖父母と兄と5人暮らしでした)
けれど結局誰1人として一回も使ってくれないんですよね。
作って、あげて、それで終わり。
祖母なんか「こんなの要らないよ」みたいなこと言うので途中からやめました。
子供心にちょっと傷付くんですよね、実際にあげたものを否定されたと思うから。
恐らく祖母は気を遣うな、とか自分のために無駄使いするなってことを言いたかったんでしょうけれど。
で、それを見て母なりに思うことがあったのか
反対に母はしっかり喜んでくれるんです。
祖母にも「せっかく子供達がくれたんだからもっと喜んでやってよ」なんて言ってましたから。
かと言って母の券もすぐにどっかに忘れ去られてるんですけどね(笑)
ただ、ここからが母が変なところ。
ちょっとやっぱりズレてる。
途中から子供の気持ちを汲みたいからなのか、なんなのか、
本気で自分の欲しいものを提示してくるようになったんです。
例えば、母のお誕生日。
当時小学校4年生だった私と、6年生だった兄とで母に『お誕生日に欲しいもの』はないか聞きました。
すると母は『その当時流行っていたサンダル』を希望したんです。
もう少し詳しく言いますと、
兄が私に
「母さんがつま先が閉じたちょっと踵の高い、今流行りのCMとかで芸能人が履いてるサンダルが欲しいって言ってる。お前分かるか?分かるなら買ってこい」って言ったんです。
小学校4年生の私、兄の説明で流行りのサンダルを想像しました。
つま先が閉じてる。
踵が少し高い。
「わかった!」と、私の予算300円。兄の予算300円。
合計予算600円を握り締め、
よく行く近所の衣料品や食料品が売ってあるお店に自転車を走らせました。
購入したサンダルはきちんと店員さんに包装してもらい、リボンのシールも貼ってもらいました。
準備万端。
母にも「楽しみにしておいて」と伝えていました。
本当に買ってくれたもんだと思っている母は大いに喜んでいる様子でした。
当日、兄と2人で母にサンダルをあげました。
包装を開けた母は苦笑い。
兄はブチギレ。
セリフは忘れましたが、相当なことを兄に言われました。
実際に母が欲しがっていたサンダルはこれ。
90年代に流行ったクロッグサンダルというもの。
あの当時もつま先は革で出来たこういうサンダルでした。
そして小学校4年生の私が買ってきたサンダルはこれ。
健康サンダル。
笑ってください(●´ω`●)
私は号泣でしたけどねw
できるだけつま先が覆われていて、できるだけ踵が高いサンダルを時間をかけてしっかり選んで探したんです。
小学4年生のあの頃の私が知っているそういうサンダルはこの健康サンダルしかなかったんです。
予算で買えるサンダルもこれしかなかったんです。
兄は全部私のせいにましたよ。
号泣する私を母はまるで聖母のように慰めてました。
「いいんだよ、いいんだよ」って、困った顔をしながら。
結局流行りのサンダルは後日母が自分で買ってきました。
健康サンダルは使ってはくれませんでした。
すごく嫌な思い出(笑)
私が専門学生になると兄はひと足先に社会人になっていました。
母にお誕生日のプレゼントのリクエストを聞くと、
「ダイヤのピアスが欲しい」と言われました。
運転免許を取得していたので、行動範囲は広がっています。
今で言うイオンモールのようなところに入っているアクセサリー屋さんに入りました。
一番安くて、私たちでも買えそうなダイヤのピアスがありました。
約1万円。
一緒に来ていた母も納得したので兄と5000円ずつ出し合って購入。
あのピアス、いつ着けてたっけ?ってくらいに記憶にありません。
ね、変でしょ??(^_^;)
小学生のお小遣いで流行りのサンダルが買えるわけがない。
故に、ちょっと考えればそんなものお願いできるわけがない。
学生と、社会人になりたての子供達にダイヤのピアスなんて普通ねだらない。
そりゃぁ母は本気で喜びますよ。
結局本当に欲しいものを手に入れてるんだから。
ちびまる子ちゃんの中のお話で
まるちゃんが一生懸命自分のお小遣いで買えるものを探して買ったハンカチをすでにお母さんが持っていて、
それをお姉ちゃんが指摘する。
まる子はショックで傷付いて泣きじゃくるけれど
お母さんは「お母さんのハンカチをまる子にあげる。お母さんはまる子がくれたハンカチを使うね」
とまる子を抱きしめる回があるのをご存知でしょうか?
この回を初めて見たのは小学生でした。
ちょうどサンダル話を経験した後。
それから何回か同じ話を放送してるんですけど毎回泣いちゃうんです。
昔はまるちゃんの気持ちが分かりすぎて泣いてた。
けれどいつしか
『なんでうちはこういう親じゃないんだろう』
って泣いちゃってたんです(^◇^;)
相変わらず母は私が社会人になってもこういうことを望みました。
小出しにしてくるんです。
「欲しい」とは言わない。
「あるといいなぁ」みたいに言うんです。
確信犯。
独身の時はまだ良かったのですが、
家族を持って私はいい加減キレました。
今まで十分してきた、と。
十分過ぎるほどしてきた、と。
だから私たちが悪かった。
母さんを甘やかせてわがままにさせてしまった私たちが悪かった、と。
それでも私はいまだに毎年母の日を贈ります。
お誕生日も贈ります。
兄側からは何もないんだそうです。
毎年そんな話を聞かされます。
別に私だって媚を売りたいわけじゃありません。
「私は可哀想な母」と悲劇のヒロインになられるのが面倒なだけだし、
祖母が元気なうちにできる限り孝行しておきたいからだし、
結局は母の喜ぶ声が聞きたいから
です。
先日の母の日には祖母が食べたがっていた鰻を夫が贈ってくれました。
(これだって、なんで私が祖母が鰻食べたがってるって知ってるのかって話ですけど)
夫にはたくさん迷惑をかけています。
私と結婚しなければもっといい事あったかもしれないのに、なんてこともよく考えます。
だから、母の日や誕生日に私は何も望みません。
望むような母になりたくないからです。
別に世の中の他の人を否定しているわけではありません。
ただ、母のような母親にはなりたくないだけ。
それだけ。
子供達が健康で元気に過ごしてくれればそれで十分☺️
そういえば、長男が中1の時にくれた母の日の手紙が出てきたんです。
そこにはこう書いてありました。
「いつもやってくれてありがとう。
次は必ず(英検)3級”合検”するね!!」
とりあえず日本語からやり直そうか😇笑笑笑
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