本日、息子はお友達のお家のクリスマスパーティーにお邪魔しております。
朝、
きちんと挨拶してね。
靴も揃えてね。
おトイレのスリッパも揃えてね。
調子に乗って食べ過ぎて吐かないようにね。
お行儀良くしてね。
ちゃんとお礼伝えてね。
と、もう最後の方は返事すらしてくれなくなるほどしつこく言って送り出しました😅
中3の長男は、
「ウチのこの躾で僕がちゃんと出来てなかったとしたら、もうそれはパパとママの責任だ。」
などと納得できるようなできないような事を言い置いてお出掛けしていきました。
そんな長男を不安に思いながらも想い出す幼い頃の思い出。
あれは私が小学4年生の頃。
もう30年も前のお話。
5人のグループでいつも遊んでいたのですが、その中の1人に歯医者さんの娘さんがいました。
(Aちゃんとします。)
Aちゃんは夏休みに「グアムに行った」とペンを上下すると中でフラダンス姿の女の人が移動するボールペンをお土産にくれたのですが、私はその時初めてグアムという場所が外国に存在することを知りました。
そんなAちゃんのお誕生日会にお呼ばれしたときのお話。
私は人生で初めてのお誕生日会。
私の母親は今でこそ頼りないですが、その頃はまだしっかりとしていて、娘の私にもお呼ばれしたならキチンとしないとね、と新しいワンピースを着せてくれました。
お誕生日会当日、Aちゃんのお宅に伺いました。
歯医者さんの奥には大きくて広い芝生のお庭。
そこには亀のケースに砂が入った、その頃ではとっても珍しい家庭用の砂場。
Aちゃんには2歳年上のお姉さんがいるのですが、2人の共同の部屋にはピンクのカーペットが敷かれ、真ん中にはシングルベッドが2つ綺麗に並んでいます。
シングルベッドを境に、両脇に同じ形の勉強机が設置され、その横には全く同じCDコンポが置いてある。
お金持ちのお家。
すっごくお金持ちのお家!✨
と、小学4年生の私の瞳には映りました。
家に自分用の砂場があるなんて!
布団じゃなくてベッドがそれぞれあるなんて!
畳じゃなくてカーペットだなんて!
1人ずつにコンポがあるなんて!
同じ部屋で聴いたらうるさくないのかな?どうやって2台も使うんだろう??
などと衝撃を受けたものです。
初めてのお金持ちのお家に緊張したのも束の間、Aちゃんのお母さんが「みんな行くよ〜」と。
お誕生日会は??
と思ったら、
なんと行き先は
田舎に不釣り合いなほどの、そしてただ一軒だけの立派なホテル。
レストランに座ったら、全員に出てくるステーキ御膳。
ホテルのステーキ。
小学生にホテルのステーキ。
それもAちゃんご家族と参加した同級生4人分それぞれにホテルのステーキ。
あれほど緊張したことはありません。
お肉の柔らかさも、味も、あの時交わされた会話も、食事の後の行動も
一切覚えておりません!
覚えているのは、
豪華なお家と目の前のステーキだけ。
そこで私の思考は停止されたようです。
ただ、今思うのは、あの時きちんとしたワンピース着せてくれておいた母に感謝したいという事。
お行儀良くできたかどうかは分かりませんが、あの時に私ができる全ての思考をフル稼働させて粗相が無いように努めたのは確かです笑
でも良い経験だったな。
とっても良い思い出になったなと思います😊
長男のクリスマスパーティーはどんなパーティーになったかな🎄☺️
そろそろお迎えに行ってきます😄