こんにちは。
面倒くさがりの主婦です。
日々、苦手な家事に奮闘しながら生活しています。
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先日、テレビ東京の「家、ついて行ってイイですか？」を夫と長男と観ていたときのこと。
(次男はもう就寝時間です)
その日、お家にお邪魔されていたのはいわゆるインフルエンサーの女性。
本業は美容師さんで、カリスマ美容師専属のアシスタント兼自分も富裕層の固定客を取る美容師さんとのこと。
ここ最近はインフルエンサーとしての仕事も多く、色々な職種と関わって仕事をなさっている20代の女性でした。
お母さんは日本人、お父さんは（たしか）ペルー人。
目鼻立ちがクッキリしていて終始明るく元気。
その女性がお話していたこと。
お父さんのお父さん(祖父)はお父さんが16歳の時に拳銃で撃たれて亡くなった。
お母さんのお母さん(祖母)はお母さんが高校生の時に自殺した。
自分が16歳の時に親がこんなことになったら耐えられないはず。
ものすごく辛い思いをお父さんとお母さんはして生きてきた。
その中で、私を20歳で授かり、20代前半の『人生で1番素晴らしい時期』を犠牲にしてまで私を育てて来てくれた。
10代は親の死、20代は子育てで苦しんで本当に苦労してきたそんな親をどうか助けてあげたい。楽にしてあげたいと思って日々仕事を頑張っている。
と東京タワーを望める港区の高級マンションでお話されていました。
それを観た長男が、
「ママも20代前半を育児で犠牲にしたと思ってる？」と聞いて来ました。
夫と顔を見合わせて、
「私は一ミリもそんな事思った事ない。
23歳で結婚して子供を産んだけど、私は『自分の子供を産んで育てたいから』そうしただけ。犠牲にしたとか思ったことないよ。
多分この女の子の両親もそんな事思いながら子育てしてないんじゃないかな？」
と答えました。
横で夫も頷きながら、「そう思う。親が子供を育てるのは当たり前だし。」と。
すると長男は
「じゃあこのインフルエンサーは間違ってんの？」と聞いて来ました。
私は
「この子が間違ってるとかそういう事じゃない。
きっとこの子は自分自身でそう感じて、それを自分が頑張る理由としてモチベーションに繋げることで日々努力してるんだと思うよ。
両親を喜ばせたいっていうこの子の気持ちはこの子のものだし、それにこうやって港区のこんな良いマンションに住める努力をしてしっかり自立して、お金もたくさん稼げているなら、それはそれで良いと思う。間違ってないと思うよ？
ただ親の視点から見た時に、『自分の子供を育てるために、自分の青春時代や楽しい時代を犠牲にしたとはママ達は１ミリも思わない』っていうだけ。
ママたちだけじゃなくて、この子の両親も他の世の中のお父さんお母さんもそんな風に思って子供を産み育ててるわけではないと思うよ。
もちろんニュースとか観てると例外もあるかもしれないと思うけどね。
ただ、この子は子供の立場として、この子の中でこれが自分のモチベーションの理由になってる。
それだけの話、だとママは思う。
だから別に間違ってるとかそういうことじゃないと思うよ。」
と返事。
長男は
「ふ〜ん」とだけ言ってこの話は終了しました。
なるほど、きっとこれは長男が子供視点から見て、『親は自分を育てる事に犠牲を払っているのかもしれない』と気付いた瞬間なのか、と思いました。
もちろんこの答えはNOですよ。
こういう考え方もあるのか、と長男に「気付き」があっただけ。
答えはNO。私たちはこの考えを頑なに否定します。（まぁ、そりゃできるだけお金がかからずにコスパ良く成長して自立してくれるとありがたいけど、、という考えは否定できないとこですが😅）
けれどこんな風にどんなタイミングで子供の中で新たな気付きが生まれるか分からない。
なかなか考えさせられるテーマでした☺️
この番組も、
いつもは『色んな人がいるなぁ。』
『よくこんなピンポイントで人を見つけられるなぁ』と漠然と観ていましたが、
子供達が成長し、こんな風に世の中の色々な人の人生や考え方を知るタイミングになっている事に改めて気付きました。
たまにはこういう時間も良いな、と感じる反面、
時々中学生にはまだ早いっていうR指定もののお話が繰り広げられる時は少しハラハラしています😅
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