こんにちは。
面倒くさがりの主婦です。
日々、苦手な家事に奮闘しながら生活しています。
高校生の頃、看護科だった私は小児病棟の実習に通っていた。
受け持ちの患者さんは3歳の男の子。
小児喘息の悪化で1ヶ月も入院中。
そばには優しいお母さんがいて、高校生の私にもいつも優しく声をかけてくれた。
看護の実習生と言いつつも高校生にできることはほとんどなく、やることは患者さんとのコミュニケーションと雑用。
人見知りの私はこんな小さな男の子とも上手く話せない。
何をして過ごしたかというと、お絵描き。
アンパンマン!ドラえもん!って一生懸命リクエストしてくれるものをどんどん描く。
横でお母さんが「お姉ちゃん上手だねぇ」って褒めてくれる。
アーモンドチョコレートを食べながら私のお絵描きを眺めていたその子が「んっ!」っとチョコレートを一粒私に差し出した。
私はクソがつくほど真面目だった。
それはもう、ほんとクソ(野郎)なほどの大真面目人間だな!!って怒りたくなるくらいに。
「実習中に食べると怒られちゃうから」ってチョコレートを断ってしまった。
それでも「んっ!んっ!」って勧めてくる男の子に、お母さんが「お姉ちゃんが困っちゃうからね。じゃぁママにちょうだい☺️」って食べてくれた。
チョコレート貰えばよかったな。
あの子、元気に大きくなったかな。
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