ハピチわブログ

面倒くさがり屋の主婦です。チワワと楽しいことをたくさんしたい!そんなブログです。

私が出会ったかっこいい女性上司(看護師編)

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こんにちは。

面倒くさがりの主婦です。

日々、苦手な家事に奮闘しながら生活しています。

 

 

 

現在、専業主婦のわたくし。

以前は看護師として大学病院で働いていました。

 

そこで出会った上司のお話です。

 

 

看護師の世界ですので、大体上司は女性が多い。

女性の上司というとお局さんとか、意地悪な古株さんとかのイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、もちろんみんながみんなそうではない。

 

 

いや、いますよ、意地悪上司。

たくさんいます。

 

だけど本当に上に立つ人ってやっぱりオーラがあるし、人間性も素晴らしいんだなって思った方が2人います。

 

 

 

一人目。

産婦人科病棟で勤務していたときの師長さんです。

 

産婦人科には看護師の中でも有名な厳しく、わがままでかなり面倒臭いドクターがいらっしゃいました。

厳しいだけなら良いのですがね、教えてくれるわけでも、何がどうだめなのかも言わないどころか、大抵はドクターの気分なだけなんです。

さらに気に入った看護師にはセクハラチックに男を出してくるのも厄介。

 

ですから、そのドクターが病棟の当番の日は皆がピリピリしていました。

 

 

ある日、1年目の子がそのドクター担当の患者さんの受け持ちになりました。

細かい理由は分かりませんが、回診からナースステーションに戻ってくるなりドクターが

「ふざけるな!!!

お前みたいな奴が看護師なんてやれるか!!

辞めてしまえ!!」

と大声で1年目のナースに怒鳴り散らしました。

 

 

そこへたまたま登場した師長さん。

「先生。何があったか知りませんが、先生がこの子の人生を決める権利はありませんよ」

とはっきりとした口調で一言。

 

ドクターはそれ以上何も言わずにプンスカしながらナースステーションを出て行きました。

 

 

かっこいい〜!!!

(*゚▽゚*)❤︎

 

 

めっちゃかっこよかったです。

確かに新人さんが何をやらかしたのかは分かりません。

けど、よくいますよね。

簡単にその人に対して「辞めてしまえ」って言っちゃう人。

そういう人に対してこの一言。

スッキリ爽快でした(笑)

 

 

そして別の日。

看護師として働いていると定期的に面談があるんです。

今後の方針や看護師のストレス度や悩み、そして希望の移動先を聞く機会として。

 

3年目に入り、私は結婚も決まっていましたので年度いっぱいでの退職希望を伝えました。

それなのに師長さんは現時点での私の看護師としての悩みに真摯に答えてくださいました。

 

あの頃の悩みというと、

いつも明るく、コミュ力の高い新人の子が私の受け持ち患者さんの『私が知らない情報』を知っていたこと。

要は、人見知りでコミュ力の低い私は業務上必要なこと以外のコミュニケーションをうまく取ることが出来ないことに悩んでいたんです。

情報収集や、コミュニケーション能力は看護師にとってとっても大事なことなのに、それが出来ない。けれど新人の子にはそれができる自分の不甲斐なさ。自信の無さ。

そんなことを相談しました。

 

すると師長さんは、

「人にはそれぞれ得意不得意がある。

あの子は確かにいつも明るくて元気。

患者さんとたくさんお話ができて患者さんも楽しそう。

 

だけどね、じゃぁ実際に自分が患者としていた時にどちらに受け持ってもらいたいかと聞かれれば私はあなたよ。

あなたは責任感が強く、きちんと正確に仕事をこなすことができる。

長い入院で楽しくお話しできるというのは嬉しいけれど、自分の病気を治したい、きちんと診てもらいたいという観点で考えると断然あなた。

あの子(新人さん)にないものをあなたはしっかり持ってるんだからこのまま自信を持って仕事を続けなさい☺️」

 

とおっしゃってくださいました。

 

 

この言葉、あれからずっと私の心の支えです⭐️

 

 

 

そして2人目。

大学病院の総師長さん。その病院の全看護師のトップです:(;゙゚'ω゚'):

 

滅多にお会いすることのない総師長さんとどんな関わりがあったかと言いますと、

通勤で乗る電車の駅が同じだったんです。

結婚前に夫と同棲し始めたのでしばらくは職場から離れた駅から電車に乗っていたんです。

朝5時台の電車でした。

 

次の乗り換えホームにできるだけ近い車両に乗りたい私は、ホームの一番端っこで電車を待っていました。

するとそこに現れたのが総師長さん。

 

まさか、遠く離れた病院の総師長がこんなところの駅にいるとは思いません。

挨拶しようかな、とも思ったのですが

こんな下っ端の一看護師を知っておられるはずもなく、そしていつも何かしら書類を読んでらしたので恐れ多くてお声をかけることも出来ずに日々を過ごしていました。

 

 

 

しばらくしたある日、

仕事が終わって駅に向かおうとするとバケツをひっくり返したような大雨が降っていました。

数人の看護師たちがタクシー乗り場でタクシーを待ち、タクシーが来るたびに乗って帰って行きます。

列を見ると2人先に総師長さんが並んでらっしゃいました。

タクシーが来て、総師長さんが乗車します。

すると総師長さんが私に向かって声をかけてくださいました。

「あなた、行き先一緒でしょ。乗りなさい。」

と。

 

 

 

かっこいい〜!!!

(*゚▽゚*)❤︎

 

 

タクシーの中でどんなお話をしたかはもう覚えておりません(笑)

緊張しまくりでしたからねw

 

 

そしてタクシー代もお支払いしてくださり、

「じゃ、お疲れ様。」と颯爽と駅の中へ入って行かれたのでした。

 

 

私なんて何歳になっても

『若い子に声かけたら迷惑かな。どうしようかな』なんて考えちゃって声かけられないと思います(笑)

 

 

 

お二人とも堂々として凛とした素晴らしい方々でした。

 

 

看護師としてはもう無理ですが、あんな風に凛とした大人になりたいなぁ。

年齢だけはもう十分大人なんだけどね٩( 'ω' )و笑

 

 

 

 

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